体育会系青春時代②
先生『次は私のお腹に力いっぱい拳で殴って下さい。気をお腹に集中させるとどんな力も弾き返します。』
ただでさえ丸く出たお腹、『気』など使わずとも脂肪で痛みを感じなさそうだが。
☞先生を殴る役は部員の中で筋肉が異常に発達したN君が選出された。Nの体は異常だ。
★身長181センチ
体重85キロ。見た目はラグビー選手のような体格。一般人が力いっぱい殴られればひとたまりもない。
本当に大丈夫か?
と先生を心配する気持ちと
N君の全力の拳で、先生がどうなるのかを見たいという欲求にかられる。
そしてデモンストレーションが始まった。
先生の丸いお腹の前に立つN君
先生『さあ、どうぞ、遠慮なく』
Nは拳を大きく振りかぶり
次の瞬間先生の丸いお腹にNの拳が突き刺さった。
先生『うっっっ。』
先生は倒れうずくまってしまった。
会場の空気が凍りつき
監督が先生のもとへ。
しかし、すぐさま先生は立ち上がり
『全然大丈夫ですよ』と監督に一言。
全然大丈夫に見えない。
先生はそそくさと講義を切り上げ、
退出した。
相当痛かったに違いない。
そして、インターハイを向かえる。
インターハイには『先生』も来た。
『気』を
試合中に直接送りに来たらしい。
ここからギャグのようなインターハイが始まる。
つづく